吟詠つれづれ

高知県詩吟剣舞連盟 総連盟主催 春季決勝大会

 

 

GWの最終日、高知県民文化ホールにて春季決勝大会がありました。出場された方々は、この日の為に自分と向き合って一吟の鍛錬をするということだったと思います。自分を出し切れた人、そうでない人、評価を得た人、そうでない人。結果は、様々に人を分かつように感じられますが、常にその後の姿勢の選択が、その方の吟の未来を創っているということです。

思いが込められた声の響きには真に迫るものがあり、技術でやりすごそうとする表層の響きとは一線を画し、圧倒的な差が生まれます。漢詩の中にある作者の思いはいったいどのようであったであろう・・・と推察しつつ見出した一瞬の声には その方の精神の純粋性を感じ、こちらも自ずから心が澄み渡るような心地がします。吟詠をしていてよかったなと感じられるのもこのような瞬間です。皆さん、お疲れ様でしたね。また、これから頑張りましょう。 秀宗