吟詠つれづれ

第9回日本コロムビア吟詠音楽会四国ブロック大会

昨日の高知は、よさこい祭りのさなかでありましたが、高知県民文化ホールにて「第9回日本コロムビア吟詠音楽会四国ブロック 名流吟剣詩舞道 高知大会」が開催されました。これは四国4県での持ち回り企画で今年は高知が当番県でした。

宗家が報道各社に取材をお願いしておりましたが、そりゃそうですよね、本家よさこいで熱い地元では、到底無理?だと思っていましたが、いえいえ・・宗家の情熱は扉を開き、毎日新聞を動かしたのでした。毎日新聞様、ありがとうございます。(早速宗家が届けてくれました。することが早い!)

早朝より日本コロムビア吟詠音楽会四国ブロックの仲間は「四国はひとつ」の言葉どうり、高知に沢山の方々が集まって下さいました。各県のリーダーの先生方の元、心地よい協力体制で素晴らしい芸情溢れる大会となりました。

芸道の世界がこのように楽しくまた一人一人にとって希望があるのは、本物を追求する道を先輩たちがつくって下さったからであり、単に楽しむことで終わらない深みが言い知れぬ幸福感をもたらしてくれるからでしょう。

教わることがもはや享受でなく、データの消費にも近い時代に、古典は我が身を以っての充実感に浸ることのできる素晴らしい世界。

高齢の(こういう表現は失礼ですが)宗家は、ほんとうに企画から実現まで惜しみなく先頭を歩み、恐るべき意思で行動し、溢れる情熱で回りを動かしてしまう・・・。

わたしはその背中を見つめながら 絶句するのでした。宗家の背中には、吟詠への愛と決めたことはいっぽも引かない強い指導者としての「大義」が溢れております。

宗家をお支え下さいました上本竹永先生、田中泉韶先生、大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。