吟詠つれづれ

「 賜 」

今朝 起きると 雪。真っ白な光景。

昨夜 それほどに寒かったかな?と 深い眠りのあとの朝。

さて。

今日は、高知県連盟・総連盟の 臨時理事総会がありました。

会場を見まわし、様々感じます。これは いつものこと。

楽しそうな賑わい。沢山見てきた光景。

しかしながら、

高知の吟剣詩舞道界もどこの地域とも同じく、次世代への文化継承の課題があります。

現在70~80歳前後の世代の先生方が、吟剣詩舞道と出会ってからの時代の流れが後押ししたものと今50歳以下の方々のその流れとは日本の高度成長期の「希望ある勢い」とすっかり飽和状態以降の時代の「閉塞感」とでも認識できるような対立軸のうえにあり、困難である・・・・と結論づけられることが多いようです。

気楽でコンビニエンスな趣味も多くある時代の中を生きる和文化の先生方との会話では、この問題点がすべてを片付けてしまうくらいの嘆きのようであります。

でも、この頃は、「吟詠は、そうでもないですよ。」とわたしは言っております。

吟詠が、今の時代にこそ「必要なのですよ。」とわたしは自信を持って言います。

自分を信じる力。自分を励ます力。今を鋭く感じる力言葉の大切さ。声を発することの喜び。

気を拓く力。自分が先人古哲から繋がる人間であるという実感。よろこび。

様々な力を「吟詠」は授けてくれます。

時代が更に移りゆき、子供たちが今の時代を懐かしむ時が来ましょう。

今を生きる自分が誇り高く滅する覚悟さえあれば、

指導者として、吟詠の価値を伝え間違うことはない・・・とわたしは思っています。

秀宗